宮台の著書
やっとこ追えてきた感じ。全体像がつかめてきた。本は寝かせてちゃだめだね。
以下、読んだ順に。
- 作者: 宮台真司
- 出版社/メーカー: ウェイツ
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
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さわりとして。 そういえば雑誌連載を予定してたらしい『絶望が足りない』はどこに行ったんですか?
いきなり田中角栄を持ち出してきてびっくりした。誰?って感じだったし。
アメリカン・ディストピア―21世紀の戦争とジャーナリズム (神保・宮台激トーク・オン・デマンド (2))
- 作者: 宮台真司,神保哲生
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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これは難しくないし、読みやすい。番組も見たくなること請け合い。
- 作者: 姜尚中,宮台真司
- 出版社/メーカー: 双風舎
- 発売日: 2003/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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難しい。特に姜尚中は学術的な分析のみに重きを置いている感があって、ひたすら堅い。引用ネタが堅すぎるのはバカにはつらいぜ…。ウィトゲンシュタインなんて読んでねーよ。
重要キーワードは丸山眞男。"必要に応じて歴史を召還する"って恣意的な感じだなぁ。歴史マニアのオナニー野郎よりはマシだが。失敗を含めて有用性の議論に持っていくんだから、いいのかな。
今や主要メディアは俗情に媚びて商売するだけ。自浄作用はない。記者クラブで"談合"してる輩が、談合を批判できるのか??
亜細亜主義の顛末に学べ―宮台真司の反グローバライゼーション・ガイダンス
- 作者: 宮台真司
- 出版社/メーカー: 実践社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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やっと飲み込めてきた感じ。欧州主義(EU)との対比もいいじゃないか。各種の"安全保障"の話や社会システム設計の解説は流石。ギデンズ*1かぁ。
小泉を支持する連中が依然として多いこのアホな国においては、実現可能性は疑問な理想論だけど。この4冊だけでかなり知識は手に入るけれど、売れてないんだろうなぁ。
最後の章の、安倍晋三とか北朝鮮外交の失態への批判、小泉への本質的な批判は宮台を知らない人にこそ有益だと思うのだが、どうだろうか。鬱陶しくてごめんなさい。
転向の言い訳は笑った。第3者から見たら転向に見えるって。そうじゃなきゃただのサプライア・ロジック。
*1:アンソニー・ギデンズ "第三の道"などで知られる