吉岡斉 - 原子力の社会史 その日本的展開
- 作者: 吉岡斉
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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これ,入手困難?
これ1冊読むだけでだいぶ違うわ.
必読です.
図書館で探してください.
武田徹の核論と対をなすような.
前者は原子力ムラの形成過程を丁寧に追う内容で,後者は文化的な側面を強く取り入れている(特に,もっとも弱い立場にいる人間を出発点にしているところがオリジナル).
私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
- 作者: 武田徹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 新書
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小出裕章/足立明 - 原子力と共存できるか
- 作者: 小出裕章,足立明
- 出版社/メーカー: かもがわ出版
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
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ぶれない.
コスト削減を名目に安全管理を疎かにする事例が紹介されており,本当に恐ろしい.
福島以前に日本の歴史が終わっていてもおかしくなかった.
以下,目次.
第一章 「見直され」続ける原子力
1 「夢のエネルギー」は幻想だった
2 「安上がり」でもなかった原子力
3 「原子力は地球環境を救う」という屁理屈
4 国や電力会社の「最後の切り札」だった高速増殖炉
第二章 原子力の基礎知識 - 核分裂・放射線・原子力発電
1 ウランが「燃える」とはどういうことか - 核分裂の話
2 核分裂と放射線
3 「目に見えない」から、危険性がわからない
4 原子炉は、そもそも発電のために作られたわけではない
5 原子炉の中は、「一触即発」
6 人類を震撼させた二つの重大事故 - スリーマイルズとチェルノブイリ
第三章 危険先進国、日本 - 「もんじゅ」とプルトニウム、再処理を考える
1 高速増殖炉FBRとは何か
2 いっそう危険な高速増殖炉
3 プルトニウム蓄積こそ最大の問題
4 二つの国内事故に現れた危険先進国の実態 - 「もんじゅ」と東海再処理工場
第四章 なぜそれでも「原子力」なのか - 「先進国」日本の本音
1 「目先の儲け」と「国威」とが推進の理由
2 軍事利用と「管理社会」
3 アジアに進出する原発産業
第五章 原子力に依存せずにすむ社会を
1 ふたたびエネルギー問題について考える
2 第三世界は、本当に原子力を必要としているか
3 代替エネルギーだけでは人類を救えない
4 原子力を必要としないライフスタイルを
福島関連ブックリスト part2
- 作者: 矢ヶ崎克馬
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 2010/07
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原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 高木仁三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/20
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原発と日本の未来――原子力は温暖化対策の切り札か (岩波ブックレット)
- 作者: 吉岡斉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/02/09
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今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット)
- 作者: 飯田哲也,鎌仲ひとみ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/05/28
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- 作者: 小出裕章,伊藤実,神戸泰興,柳沢静雄,藤原照巳,吉川雅宏,長野栄一,嶋橋美智子,伊藤眞砂子,戸倉由紀枝,増山麗奈
- 出版社/メーカー: 一般社団法人アクティオ
- 発売日: 2011/05/19
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- 作者: 秋元健治
- 出版社/メーカー: 現代書館
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- 作者: 田中三彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/01/22
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- 作者: 瀬尾健
- 出版社/メーカー: 風媒社
- 発売日: 1995/06
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地震と原発 今からの危機 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)
- 作者: 神保哲生,宮台真司,小出裕章,河野太郎,飯田哲也,片田敏孝,立石雅昭
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/06/10
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原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治に向けて (講談社現代新書)
- 作者: 宮台真司,飯田哲也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/06/17
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小出裕章先生の本2冊と感想
読了しました.
不勉強な私にとって,大変に得るものの大きい本です.
隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
- 作者: 小出裕章
- 出版社/メーカー: 創史社
- 発売日: 2011/01
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- 作者: 小出裕章
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/05/19
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神保哲生さんは"途中から,スローライフの本を読んでいるんだっけ?と思ってしまう"
と評されていましたが,同様の感想を持ちました.
究極的には,エネルギー浪費型の社会構造をどうするか,ということが問題だという話です.
(個人的には,他国が再生可能エネルギー&省エネに舵を切る中,方向性の変えられない日本の姿を思い,戦艦大和やガダルカナル島での餓死者のことを思います.)
原子力発電や再処理工場を推進することにはそもそも合理性が伴わず,
推進側は都度"原子力発電はコストが安い/石油代替/不況時の景気浮揚"などと売り文句だけ変えられてきた.
ウランの可採年数や核燃料サイクル(再処理,高速増殖炉)などの問題など,推進側にとっては関係がない.
"原発"という,既に出来上がったプラットフォームにしがみつくこと/しがみつき続けることが問題であったのではないかというのが私の見解です.
(原発のビジネス的側面は週刊ダイヤモンドも読んだほうがいいかもしれません.)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/05/16
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Fukushimaを考えるための本リスト
原発関連で,最低限これくらいは読んでから意見を決めたいと思っています.
既に読んだもの,Amazon注文済みのもの,図書館経由で入手したいもの等です.
私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
- 作者: 武田徹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
- 作者: 小出裕章
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- 作者: 小出裕章,足立明
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- 作者: 小出裕章
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- 作者: 吉岡斉
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
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- 作者: 高木仁三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/12/20
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- 作者: 有馬哲夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02
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- 作者: 佐野眞一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/05
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- 作者: 佐野眞一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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- 作者: 高嶋哲夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/03
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- 作者: 田中三彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/01/22
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- 作者: 高木仁三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/09/20
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- 作者: 高村薫
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- 発売日: 2005/10/26
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- 作者: 高村薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/10/26
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成毛眞さん紹介本を読んだ+α
via 成毛眞さん
成毛眞ブログ
書評
『TSUNAMI』ほか
http://d.hatena.ne.jp/founder/20110413/1302684300
- 作者: 新潟日報社特別取材班
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/31
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- 作者: NHK「東海村臨界事故」取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09
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- 作者: 高嶋哲夫
- 出版社/メーカー: 集英社
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Fukushimaに関連して,成毛眞さん紹介本を読みました.
"朽ちていった命"はその前に読んでいましたが,さすが本のキュレーター,とても良いチョイスです.いずれも読み応えのある内容で素晴らしいです.私が書き添えることは何もございません.ご興味ある方は,是非.
原発については,知らないことが多くて,すごく反省しています.
ビデオジャーナリストの神保哲生さんはオンザウェイジャーナルというラジオ番組で,
"一般の皆さんは福島原発の事故後,原発は危険だとかいま凄く騒いでいるようだけれど,そんなことはもっとずっと前から言われ尽くしていたこと.ちょっとインターネットを調べればすぐ出てくるような話.それを今さら騒ぐなんて,そういう姿勢に問題があったのではないか?"(大意)と評されていました.
まったく,その通り.私はいますごく反省しています.まだまだ,引き続き情報を仕入れて自分で判断できるよう努めていきたいと思っております.
ありがたいことに,読みたい本がたくさん見つかりました.なるべく早く,消化していきたいと思います.
A Time To Kill
I watched movie(1996), and read book(penguin readers edition).
I prefer original storyline.
- 出版社/メーカー: 日本ヘラルド映画(PCH)
- 発売日: 1999/02/17
- メディア: DVD
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TIME TO KILL PLPR5 (Penguin Readers (Graded Readers))
- 作者: John Grisham
- 出版社/メーカー: Penguin
- 発売日: 2008/09/25
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I bought DVD from Amazon UK.
But after I ordered, I found full movie on youtube. :-(
Young Sandra Bullock was cute.