狼として生きる

音もなく 臭いもなく 智名もなく 勇名もなし

はたらくこと

いろいろ読んだ.
個別じゃなく,横串でぐさっと刺すように,まとめたい.

週刊 東洋経済 2009年 12/19号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2009年 12/19号 [雑誌]


雇用の常識「本当に見えるウソ」

雇用の常識「本当に見えるウソ」


学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識

学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識


エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(9) (モーニングKC)

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エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(10) (モーニングKC)

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(10) (モーニングKC)


7割は課長にさえなれません (PHP新書)

7割は課長にさえなれません (PHP新書)


アラサーの労働問題を考えるとき,
この3人はおさえておきたい.

渡邉正裕(ジャーナリスト)
城繁幸(人事コンサルタント)
海老原嗣生(エンゼルバンクの人のモデル)


もちろん,仕事は自己実現の手段であり,他の全てを犠牲にし,メンタルヘルスを患って長期療養が必要な状況や自殺に追い込まれようと,
それは本人の問題,と考える人がいるのも事実.


そういう,イケイケな人ではない人の場合.
ある程度の負荷で過度に無理をすることなく働いて,それで,生きていていけたらと思うのではないか.


生産性を度外視し滅私奉公で勤め上げ,出世・定期昇給・退職金・企業年金で報いる.
ただでさえこんな人生設計にはヘドが出るのだが,
仮に,
滅私奉公で勤務はしたが,途中で会社が倒産し,なんの果実も得られないとしたらどうか.
長期不況において良く見る光景なので今更説明する必要もないが.
閉塞,閉塞,閉塞.


ただただ苦しいだけの生活.さらに苦しくなる未来.
こんな状況じゃ誰だって将来に悲観するだろう.
少なくとも俺は耐えられない.


丸山眞男をひっぱたきたいとは言わないまでも,
城繁幸さんの本を読むのはやめられないのだ.


最近は海老原嗣生さんの本も衝撃的だった.
城繁幸さんの主張が人事部目線だとしたら,こちらは転職・人材業界目線か.
提案内容もさらにリアリスティックだ.*1


どちらも,一読して損はない.
値段以上の価値があるので,興味がある人は是非.


あ,書き忘れてたけど渡邉正裕さんのサイトは面白いよ.
これぞジャーナリストという感じだ.

MyNewsJapan編集長 渡邉正裕公式ブログ
http://www.mynewsjapan.com/blog/masa

*1:一部は新卒無業とカブる指摘だったりするが,リクルートだからお仲間なんだろう.

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