NHKスペシャルの再放送
テレビばかり見てると馬鹿になる (Manga F comics)、という例かと。
買収を一方的な悪と決め付ける内容に辟易。
(決め付けたい既得権益者の思惑?)
あきれたポジショントーク。
市場原理によって、地球全体の限られた資源の効率的な配分が可能になるのであれば、むしろ歓迎すべき。
新日鉄の現在の経営陣"以外"にとっては、総量としてプラスなのではないのか?(もちろん計量は容易ではないのだが。株主あるいは従業員にとってはこのまま斜陽の一途を辿るよりマシだろう。新日鉄だけ鎖国したければ、そうすればいい。経時でしぼむだけでは?)
ヘッジファンド悪玉論とか、眠い。こんなこと言っている奴は、本当に現代人なのか?グローバリゼーションや現在の状況を理解していない。ヘッジファンドに流入しているマネーは年金基金だったり投信だったりするんだし。無知は恐ろしい。
山崎養世によると株式交換だって現金調達よりコストが高くつくそうだし、事実、5月以降の三角合併解禁によっても外国企業による日本企業の買収も、目立って起こっていない。日本企業(あるいは独特のルールに支配された"遅れた"日本市場)には魅力が乏しいという意味かもしれない。(PERベースでも米国市場より高い…、とかの話。非効率的な経営、成長の見込めない市場、海外で稼げる企業だけが円安でウハウハ。現状こんな感じだし。)
新日鉄?こんな企業が『上場』していること、それ自体が理解できない。密教(笑)がやりたければ非上場でいくべき(ゴーイング・プライベートだって、状況によっては理に適う)。ゲームのルールを理解せずにゲームができる気になっていることのほうが問題。認識が甘い。
株式の持ち合いとか、発想が古い。これをクローニー・キャピタリズム(馴れ合い資本主義)と言わずに、なんと言う。
あっ、ここまで書いて気付きました。
発想が古い日本人の生態を知る、そういう番組だったんですね…。
くわばらくわばら。
以下、参考にした本。
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵
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