森博嗣
虚と実だったら、実を取らなきゃならない。大学の学部学科選択に失敗して、懲りた。
大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 新書
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大学の学部学科選択について氏がご子息から聞きだした、
「少なくとも『人間』と『環境』、『情報』がつくとこだけは避けたいと思ってる。
なんか胡散臭いしぃ。」
というくだりは、正直な話、泣ける。
その鋭い感性が僕にもあれば…、と思う。
ポイントは自己責任か。
受験勉強(というか社会に迎合するためのコスト全般)に相応のコストを支払っている身としては、安易に大学を受けなおす訳にもいかず、また、学科の本当の姿を知ってしまう3年生や4年生になるとなおさらやり直すには遅すぎる。大学には騙されたと思うと同時に、学生(特に僕のようなダメ学生)も楽ができるいいじゃんってなってしまうのは、立派な共犯関係だよなぁ。