狼として生きる

音もなく 臭いもなく 智名もなく 勇名もなし

宮台真司・奥平康弘 ISBN:4582851649:title

読んでます。

(参考)東浩紀による評 『自由と天皇のあいだで』
http://www.hirokiazuma.com/texts/miyadai.html

→たいへん面白い。
論点をメモしてるからあとでまとめたい。


近代の不徹底
土人
忘却(床屋談義)
民度」なし
「祭り」による動員(論理とかでなしに)
愛国と国粋(「子々孫々の繁栄のために国家に尽くすこと」と「思考停止でバンザイアタック」)
アマルティア・センの"ケーパビリティ論"
電脳有権者政治改革ネットワーク
リベラリストとは 相手と自分の立場が入れ替わっても耐えられるのかを想定

金田智之氏の議論

特に"economics above all"のあたりが凄い
近代化や市場化(グローバライゼーションも)を理由として、
今いる場所が"入れ替え可能"になり、生きる意味の消失につながる。
資本主義的な市民社会が持続されるために必要な条件
過度な資本主義化が空洞化を招く、本末転倒の事態。


この本は出版当時途中までしか読めなかった。ついていけなくて。
自分の中の問題意識が薄く、憲法についても無知だったことが挙げられる。
いま改めて読むと、同時期の宮台氏の著作絶望から出発しよう (That’s Japan)漂流するメディア政治―情報利権と新世紀の世界秩序 (神保・宮台激トーク・オン・デマンド)とリンクしており自分の中で腑に落ちるところが多かった。

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