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宮台真司・神保哲生 アメリカン・ディストピア

まじめ


前著を踏襲して、さらに議論を深める内容。
反アメリカといった、単純な図式でなく、過去・現在・未来において、社会の諸問題をとりあげて、分析・解説する。


この内容を知ると、たしかに現在の日本社会には『絶望が足りない』のかもしれない。丸山真男らによる失敗の研究や吉田茂による安保スキームなど、すぐれた思想が長期的に忘却されるのみで、過去の歴史にまったく学べないことなど…。挙げればきりがないほど、この本は濃い。


毎ページに自分が知らない情報があって、たいへん勉強になった。
番組の有料視聴しようかな。



☆自分用メモ
テレビ報道の浅さ/感情を煽るような低俗な内容なのはなぜか?
→1時間あたり1000万円を越える高コストな番組制作費
→で、それは広告代理店と結びついていて
→ペイするために視聴率が欲しい
→内容的に突っ込んだ難しい番組にすると視聴率が下がる
→感情に訴えるだけの短期的快楽を刺戟する低俗な内容のテレビ出来上がり
→それによって世論が形成される(長期的な利害計算なんて望むべくもない)


あとは、クロスオーナーシップとか
(新聞とテレビ・ラジオが同一の資本に運営されてる→相互チェック機能が働かない。馴れ合い)
電波メディアが寡占状態にあって競争がないこと
(1億2千万人をたかだか大手6社で奪い合ってる構図)


記者クラブ制度についても併せて考えると、メディアってのは規制に守られて既得権益を得てる、構造的に腐り放題なものだって感じか。


グッド・ウィル・ハンティングでも触れられたテオドア・ジョン・カジンスキー(ユナボマー)もとりあげる。彼の反文明的な思想について知りたくてこの本もチェックした。
ユナボマー 爆弾魔の狂気―FBI史上最長十八年間、全米を恐怖に陥れた男
犯行声明文の日本語訳がついてる。それにしても長い。

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