狼として生きる

音もなく 臭いもなく 智名もなく 勇名もなし

PRIMAL SCREAM / xtrmntr

エクスターミネーター
2000年リリース。知らない人はこちらの作品(スクリーマデリカ,asin:B000002LR3)を聴いたほうが楽しめると思うのですが、今回はこれを。
その時々でまったく違うジャンルの音楽をやってるプライマル・スクリーム。浮気性なドン・ファン?UK。もちろん労働党支持層。先行シングルがケムズ(the chemical brothers)を召還した"swastika eyes"、この1曲だけで期待感が高まるいい出来。トラックはまんまケムズなんすけどね…。で本体のアルバムはどうかというと、こちらも凄い出来。
曲がとにかく強烈。アクセラレイターを筆頭に、これでもか!というノリ。もちろんジャンル的に言うとダンス、パンク、ヒップホップ、ジャズとか、当然広めに押さえてて、でも完成度は高い。この時期ライブではMC5 "KICK OUT THE JAMS"をカヴァーしたり、めっちゃアグレッシヴ!でも、アッパー系をキメすぎたのかというと、そうでもなくて意外にシラフ。巨大なシステムに操作されるんじゃなく、抵抗しろってことだもんね。お薬で脳をチューニングして適応しようってこととは正反対。
言いたいことはsnoozer的解釈によると『反アメリカ』。急速に進行するグローバライゼーション(要はアメリカ化)へのアンチ。
ゲストはケヴィン・シールズ(ツアーにも参加)、バーナード・サムナー(NEW ORDER)とか。アンドリュー・ウェザオールこそ不在なものの、濃いっすわ。ちなみにmassive attackのremix(asin:B00004SSMB)も最高です。


サカに例えるとビエルサ流3-3-3-1、超アグレッシブな攻撃サッカーといったところですか。センターラインに強力な選手を補強(前作よりストーン・ローゼスからマニが加入)、メンバーも豪華。強いです。

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